ここまでは主に住宅に関する情報についてみてきました。ここでは住宅を購入するためには不可欠ともいえる“ローン”についてみていきたいと思います。
一般的な人にとって、住宅は極めて高い買い物であるため、一括で買うことができません。そこで、通常は銀行などを利用してローンを組み、長期間にわたって購入代金を支払って行くことになります。
とはいえ、全ての人がこの“ローン”を組めるわけではありません。この“ローン”には審査があるのです。そこでここでは、このローンの審査について、詳しく見ていきたいと思います。
一般的に、“ローンを組む”というと、収入の多い人しか組めないと誤解されがちですが、実は、収入の多さはそこまで関係がありません。ローンの審査の際、最も大きな判断基準となるのは、収入の多さではなく、収入がどれだけ長期にわたって支給されるかという点です。
これはどういうことでしょうか。これは、銀行は数千万というお金をローンとして長期間に渡って利用者から返済してもらうため、利用者の一年間の収入の多さはそれほど大きな判断基準にはならず、いかに長期間の返済を確保しておけるかが重要な判断基準となっています。
それゆえ、ローンが組めるか否かは、具体的な職業や社会的地位によって大きく異なります。そこで次では、これら具体的な職業や社会的地位についてみていきたいと思います。